STEP 3 / 3 ー 応用編

取り込みマクロ(リハ計画書)
応用編

挿入シートのカスタマイズ方法

この章で学べること

テンプレート(2026☆Rehome転記データ挿入シート(計画書用))を自分で編集して、取得したいデータ項目を自由に追加・変更する方法を解説します。

Excelの「リンク貼り付け」機能を使うので、プログラミングの知識は不要です。

仕組みを理解する

データ集約シートの構造

テンプレートの「データ集約シート」には、計画書のセルを参照する数式が入っています。 ボタン①を実行すると、この数式付きのシートが各計画書ファイルにコピーされます。

テンプレートの「データ集約シート」
数式で計画書のセルを参照
⬇️ ボタン①でコピー
各計画書ファイルに「データ集約シート」が追加される
数式により計画書のデータが自動表示
⬇️ ボタン②で集約
CSVファイルにまとめて出力
ℹ️
つまり
テンプレートに数式を追加すれば、新しいデータ項目も自動で集約できるようになります。
数式の追加には、Excelの「リンク貼り付け」を使います。

マクロが読み取る範囲

ボタン②は、データ集約シートの B2 ~ BM2(2行目) の値を読み取ってCSVに出力します。

データ集約シート ー 取得範囲のイメージ
  B C D ... BI BJ BK BL BM
1 項目名 項目名 項目名 ... 項目名 空き 空き 空き 空き
2 数式 数式 数式 ... 数式 追加可 追加可 追加可 追加可
1行目(オレンジ):項目名ラベル(何のデータか記入しておく)
2行目(青枠):マクロが読み取る数式 ← ここにリンク貼り付け
空き列:新しいデータ項目を追加できる場所
⚠️
1行目(オレンジ行)に項目名を必ず入れてください
後から「この列は何のデータだったか?」が分からなくなります。
例:「担当者名」「主病名」「発症日」など、分かりやすい名前を入れておきましょう。
BM列より右に追加しても読み取られません
マクロの取得範囲は B2:BM2 です。BN列以降にデータを入れても無視されます。
空き列(BJ〜BM付近)に収まるように追加してください。

挿入シートを修正する手順

1

テンプレートファイルを開く

2026☆Rehome転記データ挿入シート(計画書用).xlsx をダブルクリックして開きます。

2

「計画書」シートで取得したいセルをコピー

テンプレートファイル内の「計画書R5~」シートを開き、新たに取り込みたいデータのセルを選択して Ctrl + C でコピーします。

ℹ️
テンプレートファイルには計画書シートが既に含まれています。別ファイルを開く必要はありません。
例:計画書シートから取りたいセルを選択
取り込みたいデータ(例:担当者名、病名など)

↑ このセルを選択して Ctrl + C

3

「データ集約シート」にリンク貼り付け

同じファイル内の「データ集約シート」タブに切り替え、空いているセルを選択します。

次に、以下のいずれかの手順で「リンク貼り付け」を実行します。

【方法1】リボンメニューから

「ホーム」タブ → 「貼り付け」の(下向き矢印)をクリック →
リンク貼り付け」を選択

【方法2】右クリックメニューから

右クリック → 「形式を選択して貼り付け」→
左下の「リンク貼り付け(L)」ボタンをクリック

形式を選択して貼り付け
すべて
数式
書式
リンク貼り付け(L)
4

数式を確認する

リンク貼り付けが成功すると、セルに以下のような参照数式が自動で入ります。

=計画書R5~!$B$5

この数式により、計画書シートの該当セルのデータが自動で表示されます。

ℹ️
数式の読み方
=シート名!セル番地 という構造です。
ボタン①実行時に、各計画書ファイルのシート名に合わせて自動調整されます。
5

必要に応じて繰り返す

取り込みたいデータが複数ある場合は、手順2〜4を繰り返します。

6

テンプレートファイルを保存

Ctrl + S でテンプレートファイルを上書き保存します。

7

転記シート(CSV)にも列ヘッダーを追加する

2026☆Rehome解析データ転記シート(計画書,原本).csv を開き、データ集約シートで追加した列と同じ位置に、同じ項目名のヘッダーを手動で追加してください。

かんたんな方法
データ集約シートの1行目(オレンジ行)をそのままコピーして、転記シートのヘッダー行に貼り付ければOKです。
手入力する必要はありません。
この手順を忘れると、CSVの列がズレたり項目名が空欄になります
データ集約シートの1行目(オレンジ行)に書いた項目名と同じ文字列を、転記シートのヘッダー行に入れてください。
転記シート ー ヘッダー行に項目名を追加
... BI BJ BK BL BM
... BI合計 補足データ 追加した項目名 追加した項目名 追加した項目名

↑ データ集約シートの1行目(オレンジ行)と同じ項目名を入力

ℹ️
空き列の開始位置は施設ごとに異なります
上の例ではBK列から空きになっていますが、施設によってはBJ列から空白の場合もあります。
ご自身の転記シートを確認し、実際に空いている列から項目名を追加してください。

注意点とよくある質問

⚠️
修正前にバックアップを取ってください
テンプレートファイルを編集する前に、元のファイルのコピーを別の場所に保存しておくと安心です。
万が一失敗しても、バックアップから復元できます。
質問 回答
ファイル名が数式に入っているが大丈夫? 数式内のファイル名部分は、ボタン①実行時に各計画書ファイルに合わせて自動調整されます。心配ありません。
複数のセルをまとめて追加できる? はい。複数セルをまとめてコピー → リンク貼り付けすれば、一度に複数の数式を追加できます。
不要な項目を削除してもよい? データ集約シートのセルを削除すれば、その項目は集約されなくなります。ただし、CSVの列構造が変わるため注意してください。
シート名やセル番地が正しいか心配 数式バー(画面上部)に表示される =[ファイル名]シート名!$セル番地 を確認してください。シート名セル番地が正しければOKです。
「リンク貼り付け」が選べない コピー元のセルが選択解除されている可能性があります。もう一度 Ctrl + C でコピーしてからやり直してください。
ポイント
この方法を使えば、プログラミングの知識がなくても、取得したいデータ項目を自由に追加・変更できます。
計画書のどのセルでもリンク貼り付けで追加可能です。

補足:マクロのコードをAIに読ませて相談する

マクロの動作を変更したい、エラーの原因を調べたいなど、より高度なカスタマイズが必要な場合は、マクロのコードをAI(ChatGPT、Claude など)に貼り付けて相談する方法が便利です。

1

VBAエディタを開く

マクロファイル(.xlsm)を開いた状態で、Alt + F11 を押します。

VBAエディタ(Visual Basic Editor)が開きます。

2

コードを表示する

左側の「プロジェクト」ウィンドウから、「標準モジュール」の中にあるモジュール(例:Module1)をダブルクリックします。

右側にマクロのコード(VBA)が表示されます。

3

コードをコピーする

コード全体を選択(Ctrl + A)して、コピー(Ctrl + C)します。

4

AIに貼り付けて質問する

ChatGPT や Claude などのAIチャットに、コピーしたコードを貼り付けて質問します。

AIへの質問例

💬 「以下のExcel VBAマクロについて教えてください。」

💬 「このマクロで取得範囲をBM列からBZ列に拡張するには?」

💬 「このマクロを実行すると○○エラーが出ます。原因は?」

💬 「CSVの出力先フォルダを変更したい」

⚠️
AIが修正したコードを使う前に
必ず元のマクロファイルのバックアップを取ってから、コードを書き換えてください。
AIの回答が正しいとは限りません。動作確認は少数のテストファイルで行いましょう。
ℹ️
コードに個人情報は含まれません
VBAのコード自体には患者名などの個人情報は入っていないため、AIに貼り付けても問題ありません。
ただし、Excelのデータ(セルの中身)はAIに送らないでください