介護予防C型プログラム 仮説検証レポート

n=68(有効サンプル数は仮説により変動) | 生成日: 2026-03-27

1 主観-客観乖離とフレイル改善率

手法: Fisher正確検定(期待頻度5未満のセルが生じるためχ²検定より信頼性が高い)+ オッズ比(95%CI、Haldane-Anscombe補正)。 乖離あり群 = 「体重低下の錯覚=1」または「体重変化の主観と客観≠0」。

乖離あり群 改善率
45.3%
乖離なし群 改善率
45.0%
オッズ比
1.011
95%CI
0.36–2.84
n改善率Fisher p判定
乖離あり 53 45.3% 1.0000 p=1.000 n.s.
乖離なし 20 45.0%
仮説1グラフ

2 筋質変化 vs 筋量変化

手法: Shapiro-Wilk正規性検定で分布を確認し、正規分布なら対応あり t 検定、非正規ならWilcoxon符号順位検定を採用。 効果量はCohen's d(対応あり版: Δ/SD(Δ))。筋量-筋質変化の相関はSpearman ρ(正規性非依存のため)。

筋肉量変化 Mean±SD
-0.015±1.227
筋質点数変化 Mean±SD
2.440±9.293
Spearman ρ
-0.218
相関 p値
0.0601
指標変化量 Mean±SD検定方法p値Cohen's d判定
筋肉量 (kg) -0.015 ± 1.227 Wilcoxon符号順位検定 0.9566 0.012 p=0.957 n.s.
筋質点数 (点) 2.440 ± 9.293 Wilcoxon符号順位検定 0.1016 -0.263 p=0.102 n.s.
仮説2グラフ

3 二重課題TUGコスト変化

Dual-task cost = (DT-TUG − TUG) / TUG × 100。 Pre-Post差の検定はShapiro-Wilk後にWilcoxon符号順位検定を適用。 TUG改善群(最終 < 初回)内でのDTC改善率を記述的に集計。

DTC Pre Mean±SD
36.05±33.63%
DTC Post Mean±SD
38.37±33.36%
Cohen's d
-0.081
検定 p値
0.3722
検定統計量p値効果量(d)判定
Wilcoxon符号順位検定 0.3722 -0.081 p=0.372 n.s.

通常TUG改善群 (n=67) 内でDTC改善: 30名 (44.8%)、 DTC非改善: 37名 (55.2%)

仮説3グラフ

4 フレイル構成要素の改善パターン

各要素は -1=改善, 0=維持, 1=悪化でコーディング。「改善」(値=-1)の割合を改善率として算出。 主観的指標(体重・疲労感・運動習慣)vs 客観的指標(握力・歩行速度)の改善率差を Pearsonのχ²検定(2群×2値の比率比較)で検定。

主観指標 改善率
26.0%
客観指標 改善率
16.4%
χ² 値
4.665
p値
0.0308
構成要素種別改善数/総数改善率
主観的体重 主観的 17/73 23.3%
主観的疲労感 主観的 12/73 16.4%
主観的運動習慣 主観的 28/73 38.4%
握力 客観的 10/73 13.7%
歩行速度 客観的 14/73 19.2%
χ²検定(主観 vs 客観): χ²=4.665, df=1, p=0.0308  p=0.031 *
仮説4グラフ

仮説検証サマリー

#仮説手法p値判定主要指標
1 主観-客観乖離 → フレイル改善率 Fisher正確検定 1.0000 p=1.000 n.s. OR=1.011 (95%CI 0.36–2.84)
2a 筋肉量 Pre-Post変化 Wilcoxon符号順位検定 0.9566 p=0.957 n.s. d=0.012, Δ=-0.015kg
2b 筋質点数 Pre-Post変化 Wilcoxon符号順位検定 0.1016 p=0.102 n.s. d=-0.263, Δ=2.440点
2c 筋量変化 × 筋質変化 相関 Spearman ρ 0.0601 p=0.060 n.s. ρ=-0.218
3 DT-cost Pre-Post変化 Wilcoxon符号順位検定 0.3722 p=0.372 n.s. d=-0.081
4 主観 vs 客観 フレイル改善率 χ²検定 0.0308 p=0.031 * 主観26.0% vs 客観16.4%

* p<0.05, ** p<0.01, *** p<0.001, n.s. p≥0.05