Claude Enterprise Plan 詳細ガイド
顧客データの取り扱い・SLA・セキュリティ認証・料金体系の全容
調査日: 2026-03-15 / [AI構成] 公開情報に基づきAIが構成した資料です
1. プラン比較一覧
|
Free |
Pro |
Max |
Team |
Enterprise |
API |
| 月額 |
$0 |
$20 |
$100〜$200 |
$25〜$150/席 |
カスタム |
従量課金 |
| 容量 |
1x |
5x |
25x〜100x |
席種による |
カスタム |
無制限 |
| 利用規約 |
消費者 |
消費者 |
消費者 |
商用 |
商用 |
商用 |
| 学習利用 |
デフォルトON |
デフォルトON |
デフォルトON |
禁止 |
禁止 |
禁止 |
| SSO |
- |
- |
- |
- |
対応 |
- |
| 監査ログ |
- |
- |
- |
- |
対応 |
限定的 |
| SLA |
なし |
なし |
なし |
なし |
あり |
限定的 |
| ZDR |
- |
- |
- |
- |
対応 |
対応 |
| BAA (HIPAA) |
- |
- |
- |
- |
対応 |
対応* |
| Claude Code |
限定 |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
対応 |
ZDR = Zero Data Retention / BAA = Business Associate Agreement / *API BAA はZDR契約が前提
2. 顧客データの取り扱い(最重要)
消費者プラン(Free/Pro/Max)と商用プラン(Team/Enterprise/API)でデータポリシーが根本的に異なる
2-1. 消費者プラン(Free / Pro / Max)
- データがモデル改善(学習)に使用される可能性がある(デフォルトON)
- オプトアウト可能だが、オプトアウト時も30日間のデータ保持
- オプトイン時は最大5年間のデータ保持
- 商用利用には不適切(利用規約が消費者向け)
2-2. 商用プラン(Team / Enterprise / API)
- 学習利用はデフォルトで禁止(顧客が明示的に許可しない限り)
- 商用利用規約(Commercial Terms)が適用される
- 消費者向けプライバシーポリシーの変更の影響を受けない
- 第三者へのデータ販売は行わない
2-3. Zero Data Retention(ZDR)
Enterprise / API で利用可能:入出力データをAnthropicのサーバーに保存しない契約。
- 組織単位で有効化(アカウントチームが設定)
- 対象: API、Claude Code(組織APIキーを使用する場合)
- 生産性メトリクス(使用統計)はZDR対象外として保持される場合がある
- 法的要件・不正利用対策の場合を除き、保存しない
2-4. Claude Codeのデータ取り扱い
- 商用プランではコードやプロンプトを学習に使用しない
- ログにコードやファイルパスは含まれない
- 転送時: TLS暗号化
- 保存時: 256-bit AES暗号化
- Enterprise ZDR契約下では入出力の保存なし
現在のPro/Maxプランの問題点: 消費者規約が適用されるため、顧客データ(演者情報・認知機能データ等)の入力はリスクがある。商用利用には最低でもTeamプラン、個人情報を扱う場合はEnterprise(ZDR付き)またはAPI(ZDR付き)が必要。
3. セキュリティ認証
| 認証 | 状況 | 内容 |
| SOC 2 Type II |
取得済 |
セキュリティ・可用性・機密性の独立監査。詳細レポートはEnterprise顧客にNDA下で提供 |
| SOC 3 |
取得済 |
SOC 2の概要版。Trust Portalで公開 |
| ISO 27001:2022 |
取得済 |
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証 |
| ISO/IEC 42001:2023 |
取得済 |
AIマネジメントシステム認証 |
| HIPAA |
構成可能 |
BAA締結可能(Enterprise/API + ZDR契約が前提)。医療データの取り扱いに対応 |
| GDPR |
準拠 |
EU一般データ保護規則への準拠 |
| BYOK |
2026年H1予定 |
顧客が暗号鍵を管理するBring Your Own Key。ISO 27001, SOC 2, HIPAA暗号化基準に準拠 |
4. SLA(サービスレベル合意)
4-1. SLA概要
- Enterprise: 正式なSLA契約あり(カスタム)
- Team以下: SLAなし。障害時はケースバイケースで対応
- API: 限定的なSLA(プランによる)
4-2. Enterpriseサポート体制
| 項目 | 内容 |
| 専用Slackチャンネル | Enterprise顧客に提供 |
| 応答時間 | 2〜4時間(カスタムSLA) |
| カスタムレート制限 | 利用パターンに応じた調整可能 |
| 専任アカウントマネージャー | 担当者が導入・運用を支援 |
| サポート窓口 | Enterprise Supportフォーム(Owner/Primary Ownerが利用可能) |
参考: 2026年3月のClaude 5発表時に、99.99%のSLAが宣言されたとの報道あり。具体的な条件は個別契約に依存。
5. Enterprise管理機能
5-1. SSO(シングルサインオン)
- SAML 2.0 / OIDC 対応
- 社内IdP(Okta, Azure AD, Google Workspace等)と連携
- ドメインキャプチャ: 会社ドメインのメールアドレスを一括管理
5-2. SCIM プロビジョニング
- Enterprise / Console組織のみ利用可能
- ディレクトリ変更に応じてユーザーの追加・削除を自動化
- JIT(Just-In-Time)プロビジョニングも対応
5-3. ロールベースアクセス制御
| ロール | 権限 |
| Primary Owner | 組織の全権限(請求・セキュリティ設定・メンバー管理) |
| Owner | 組織管理・ワークスペース管理・監査ログ閲覧 |
| Admin | ワークスペースメンバー管理・セキュリティポリシー |
| Member | 通常利用権限 |
5-4. 監査ログ
- Enterprise組織のみ利用可能
- Owner / Primary Ownerがエクスポート可能
- SOC 2 Type II準拠のモデル利用追跡・データフロー記録
- 組織設定 > データとプライバシーからアクセス
5-5. 支出管理
- ユーザー単位・組織単位の支出上限設定が可能
- 予期しない「追加使用量」課金を防止
6. Enterprise料金体系
Enterprise料金はカスタム。以下は公開情報に基づく目安。
| 規模 | 月額目安 | 備考 |
| 小規模(10〜25席) | $500〜$1,000 | 基本機能 + SSO |
| 中規模(25〜100席) | $1,000〜$5,000 | + カスタムSLA |
| 大規模(100席以上) | $5,000〜$15,000+ | + 専任AM + ZDR + カスタムレート制限 |
課金モデルの違い
- Team: 席料金に使用量が含まれる(上限あり)
- Enterprise: 席料金はアクセス権のみ。使用量はAPI料金で別途課金
- 使用量ベースのため、プランレベルの制限なし
API料金(参考: 2026年3月時点)
| モデル | 入力 / 100万トークン | 出力 / 100万トークン |
| Opus 4.6 | $15 | $75 |
| Sonnet 4.6 | $3 | $15 |
| Haiku 4.5 | $0.80 | $4 |
7. あなたのケースでの判断フロー
個人情報(演者情報・認知機能データ)を扱うか?
▼
YES
▼
消費者プラン(Pro/Max)は不適切
学習利用される可能性 + 消費者規約
▼
商用利用 or 顧客にサービス提供するか?
▼
選択肢A: API(ZDR付き)
従量課金
学習利用なし
ZDR対応
BAA締結可能
最小コストで商用利用可
選択肢B: Enterprise
SSO + 監査ログ
専用サポート(2-4h応答)
SLA保証
SCIM + RBAC
顧客説明責任が果たせる
推奨:
endai-system(演題管理・決済)→ Enterprise または API(ZDR) — 顧客の個人情報+Stripe決済を扱うため、監査ログ・SLAが必須級
drawing-cognitive-test(認知機能テスト)→ 最低でも API(ZDR) — 生体情報(描画データ)を扱うため、学習利用禁止+ZDRが必須
8. 代替デプロイ先との比較
| プラットフォーム | データ所在地制御 | ZDR | BAA | 備考 |
| Anthropic API直接 |
限定的 |
対応 |
対応 |
最もシンプル。データはUS |
| AWS Bedrock |
リージョン指定可 |
対応 |
対応 |
東京リージョン利用可。AWS BAA活用 |
| Google Vertex AI |
リージョン指定可 |
対応 |
対応 |
アジアリージョン利用可 |
日本国内のデータ残留が必要な場合: AWS Bedrock(東京リージョン)またはGoogle Vertex AI(アジアリージョン)経由でClaude APIを利用すれば、データが日本国内に留まることを保証できる。
9. 次のアクション
| 順 | アクション | 目的 |
| 1 | Anthropic営業に問い合わせ(Enterprise見積もり) | 料金・SLA・ZDRの具体条件を確認 |
| 2 | AWS Bedrock / Vertex AI の見積もりも並行取得 | データ残留要件がある場合の代替評価 |
| 3 | API(ZDR付き)での即時移行を検討 | Enterpriseが高額な場合の最小構成 |
| 4 | 顧客向けセキュリティ説明資料を作成 | SOC 2, ISO 27001認証を根拠に安全性を説明 |
| 5 | BAA締結の要否を法務確認 | 医療関連データの取り扱いに必要か判断 |