介護予防事業C型(短期集中予防サービス)データ発表に適した学会調査

調査日: 2026年3月24日 | 対象: 2026年度開催の主要学会

調査結果サマリー

推奨度ランキング(総合評価)

順位 学会名 行政インパクト C型親和性 受賞制度 総合推奨度
1 日本公衆衛生学会 充実 S
2 日本地域理学療法学会 充実 S
3 日本予防理学療法学会 あり A
4 日本老年医学会 充実 A
5 日本介護予防・健康づくり学会 不明 A
6 日本理学療法学術研修大会 あり B
7 日本リハビリテーション医学会 あり B
8 日本プライマリ・ケア連合学会 あり B

各学会の詳細情報

1. 日本公衆衛生学会 行政インパクト: 高
正式名称
一般社団法人 日本公衆衛生学会(Japanese Society of Public Health)
会員数
約8,000名以上
2026年開催
第85回総会 / 2026年10月29日~31日
会場
京王プラザホテル・NSビル・順天堂大学(東京)
演題募集時期
例年5~6月頃(2026年は未発表、公募シンポジウム募集は3月9日開始済)
学会長
谷川武(順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

自治体の保健師・行政職員の参加が非常に多い学会。介護予防事業の効果検証データは「活動報告」カテゴリで発表可能。自治体の事業評価として発表すれば、他自治体への横展開に直結する。行政への政策的インパクトを狙うなら最優先で検討すべき学会。「優秀演題賞」の受賞が自治体への報告書に記載できるため、受賞狙いの価値も高い。

2. 日本地域理学療法学会 行政インパクト: 高
正式名称
日本地域理学療法学会(日本理学療法学会連合 所属)
2026年開催
第13回学術大会 / 2026年11月14日~15日
会場
ウインクあいち(名古屋)
大会テーマ
地域理学療法学の未来 ~4つの実践領域の科学的検証と多様社会への挑戦~
演題募集時期
2026年3月13日に演題登録案内(第1報)公開済。募集開始は今後発表
大会長
松林義人(名古屋葵大学)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

介護予防C型データとの親和性が最も高い学会の一つ。「実践部門」での優秀演題賞は、まさにC型事業のような地域での実践報告を対象としており、受賞を狙いやすい。地域包括ケアに関わるPT・行政関係者が多く参加するため、行政への波及効果も大きい。大会テーマ「科学的検証」は、C型の効果データの発表に最適。

3. 日本予防理学療法学会 行政インパクト: 中
正式名称
日本予防理学療法学会(日本理学療法学会連合 所属)
2026年開催
日本予防・栄養・嚥下理学療法学会合同学術大会2026 / 2026年12月12日~13日
会場
東京(詳細未発表)
演題募集期間
2026年5月8日(金)~6月19日(金)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

「予防」を冠する理学療法学会であり、介護予防C型のデータは学会のコアテーマに完全に合致する。フレイル予防・転倒予防・身体機能維持に関する演題が中心であり、C型の運動器機能向上プログラムの効果検証データは高い評価を得やすい。2026年は栄養・嚥下学会との合同大会のため、複合プログラムのデータがあればさらに有利。演題募集が6月19日締切のため、今から準備しても十分間に合う。

4. 日本老年医学会 行政インパクト: 中
正式名称
一般社団法人 日本老年医学会(Japan Geriatrics Society)
2026年開催
第68回学術集会 / 2026年6月11日~13日
会場
神戸国際会議場・神戸ポートピアホテル
演題募集
2025年10月20日~2026年1月19日(締切済)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

医師中心の学会であり、学術的権威は高い。フレイル・サルコペニア研究との関連でC型データを位置づけることが可能。ただし2026年の演題募集は既に締切済。2027年(合同大会)を視野に入れた中長期計画として検討。医師が多い学会で受賞すれば、行政説明の際のエビデンスとしての権威が高い。

5. 日本介護予防・健康づくり学会 行政インパクト: 中
正式名称
日本介護予防・健康づくり学会
2025年開催(参考)
第13回大会 / 2025年9月6日~7日 / 奈良女子大学
テーマ(参考)
健幸華齢を支える身体機能評価
2026年開催
未発表(例年9月頃開催)
演題募集時期
例年5~6月頃(2026年は未発表)
C型データとの親和性・戦略

学会名に「介護予防」を含むため、C型事業データとの親和性は非常に高い。比較的小規模な学会であり、採択率が高く発表しやすい。行政担当者や介護予防従事者が参加するため、実践的な知見の共有に最適。ただし規模が小さいため、行政へのインパクトは大規模学会と比べるとやや限定的。受賞制度の詳細は公式サイトで要確認。

6. 日本理学療法学術研修大会(全国) 行政インパクト: 低
正式名称
日本理学療法学術研修大会(公益社団法人 日本理学療法士協会 主催)
2026年開催
第61回 / 2026年5月23日~24日
会場
福岡国際会議場
演題募集
締切済(プログラム公開済 / 参加登録は2026年3月3日開始)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

日本理学療法士協会が主催する最大規模の大会。PT同士の情報共有には最適だが、行政関係者の参加は限定的。ただしPT業界内での認知度は高く、C型事業の理学療法士としての専門性をアピールする場としては有効。2026年の全国大会は締切済だが、各ブロック大会(北海道、東北、関東、近畿等)は別途開催されるため、ブロック大会の演題募集を確認する価値あり。

7. 日本リハビリテーション医学会 行政インパクト: 中
正式名称
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
2026年開催
第63回学術集会 / 2026年6月4日~7日
会場
福岡(詳細は公式サイト参照)
秋季学術集会
年1回秋に別途開催(第9回秋季学術集会あり)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

リハビリテーション医師が中心の学会。学術的権威は非常に高いが、介護予防C型のような「地域事業」のデータとの親和性はやや低い。急性期~回復期リハが主流であり、予防領域は一部。ただしリハビリテーション医学会での発表実績があれば、医師の観点からのエビデンスとして行政説明に活用可能。秋季学術集会の方がテーマ的に合う可能性がある。

8. 日本プライマリ・ケア連合学会 行政インパクト: 中
正式名称
日本プライマリ・ケア連合学会
2026年開催
第17回学術大会 / 2026年5月29日~31日
会場
京都国際会議場
テーマ
つながる、つなげる。つなげる、つながる。
演題募集
2025年12月18日締切(締切済)
大会長
鈴木富雄(大阪医科薬科大学)
受賞制度
C型データとの親和性・戦略

多職種連携を重視する学会であり、C型事業の多職種協働の側面をアピールしやすい。家庭医・地域医療に関心のある医師が多く、地域包括ケアの文脈でのC型データは受け入れられやすい。2026年は締切済だが、支部総会での発表も選択肢。

追加で検討すべき学会

日本応用老年学会 行政インパクト: 中

社会学・心理学・工学など多分野からの老年学アプローチ。比較的小規模で発表しやすい。C型の「生活機能」「社会参加」の側面からデータを切り出せれば親和性あり。第20回大会は2025年仙台で開催。

日本健康支援学会 行政インパクト: 低~中

第26回年次学術大会は2026年3月6日~7日に松江テルサ(島根県)で開催済。テーマ「人口減少社会における、人とのつながりを活かした健康支援」。C型の健康支援の側面で発表可能。

2026年度 演題募集タイムライン

2026年3月時点でまだ間に合う可能性のある学会を中心にまとめています。

3月
日本公衆衛生学会 奨励賞応募締切(3/31)/ 日本地域理学療法学会 演題登録案内(第1報)公開
5月
日本予防理学療法学会 合同大会 演題募集開始(5/8)/ 日本理学療法学術研修大会 in 福岡(5/23-24)
6月
日本予防理学療法学会 合同大会 演題締切(6/19)/ 日本老年医学会 第68回学術集会(6/11-13)/ 日本リハビリテーション医学会 第63回(6/4-7)
6~7月
日本公衆衛生学会 一般演題募集(例年この時期)/ 日本地域理学療法学会 演題募集開始(予想)
9月
日本介護予防・健康づくり学会 大会(例年この時期)
10月
日本公衆衛生学会 第85回総会(10/29-31、東京)
11月
日本地域理学療法学会 第13回学術大会(11/14-15、名古屋)
12月
日本予防理学療法学会 合同大会(12/12-13、東京)

行政インパクトを最大化する戦略的提案

推奨パターン: 2学会同時投稿戦略

同一データでも切り口を変えて複数学会に投稿することで、行政へのインパクトを最大化できます。

発表内容の切り口(同一C型データの多角的活用)

注意事項

参考URL: 日本公衆衛生学会 | 日本地域理学療法学会 | 日本予防理学療法学会 | 日本老年医学会 | 日本リハビリテーション医学会 | 日本プライマリ・ケア連合学会 | 日本介護予防・健康づくり学会